豚肉やアルコールを使用していない製品であってもハラルではない製品もあり、イスラム教(ムスリム)の人々がハラル製品であるかを見極めることができる「ハラル認証」と言われるマークがあります。
このハラル認証は、1960年頃にマレーシアで始まり、マレーシアでは国が運営している略称JAKIM(ジャキム:マレーシア連邦政府総理府イスラーム開発庁)が管轄しています。
マレーシアの国教はイスラム教ですが、多民族・多宗教であること、そして経済発展により輸入品や加工品が増え、成分からは何が安全であるのか判断できなくなったことから、国がチェックをし、イスラム教徒(ムスリム)が安心して食品を購入できる制度を作りました。
市内中心部のブッキビンタンにある、ハラル認定キッチンを持つイスタナホテルでは、シェフからのハラルに関する講義とディスカッション、そして実際にハラル認定を受けたホテルキッチンを見ることができ、ハラルへの対応を目で確かめることができます。
宗教の事はあまり詮索しては失礼なのではというイメージを持っていましたが、このように正確に知り、お互いどのような気遣いが出来るのかを考えていきたいです。日本のスーパーでハラル製品がどのようにあるのかを探してみたいです。
そうですね。まずは身の回りにハラル製品があるのか、どのような食品がハラル製品なのかを知ることから初めてみるのも良いと思います。