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【マレーシア】郊外の村で異文化を学ぶ「カンポンビジット」│SDGs


「カンポン」とは、マレー語で「田舎・村」を意味し、カンポンビジットとは、マレーシアのホームステイプログラムのことです。

近年マレーシアは クアラルンプールを中心に経済の発展や情報の流通が、加速度的に進行しており、インターネット普及は日本以上、また携帯電話の使用率や使用頻度が高いのが現状です。しかし都市部から一歩離れた郊外になると、昔ながらのマレーシアライフを続けている村が現在も多く残っています。

マレーシア各都市の郊外にある村(カンポン)を訪れ、その生活を体験できるのがこのプログラムとなり、マレーシア伝統文化や自然、村人たちとの交流を楽しむことを目的として「カンポンビジット」が行われています。

言語面では、各世帯とも大多数の大人が英語が話せず「マレー語」のみとなりますが、大抵小学校~高校生くらいの子どもが、英語を話せることが多いです。また、言語が通じなくても、身振り手振りと、片言の英語でコミュニケーションを取ることができます。

マレーシア人の生活をただ見学するだけではなく、言葉の壁を越えて村の人々と心のつながりを築き、現地の人々との交流を存分に楽しむことができるのが大きな魅力です。

カンポンビジットのポイント

ホームステイ協会のロゴマーク
ホームステイ協会から認可を受けた家庭は表札にロゴの看板が掲げてあります。

1. UNWTO(世界観光機関)ユリシーズ賞を受賞
地域の活性化や経済効果にも多大な効果をもたらしたとして、画期的な観光政策を表彰する、UNWTO(世界観光機関)のユリシーズ賞を2012年に受賞しました。

2. 大家族のあたたかみと一生の思い出
郊外のカンポンでは、今でも大家族の暮らしが残っており、家族ぐるみでのご近所づきあいが続いています。日本では大家族ならではの暮らしのあり方やあたたかみが感じられます。一般家庭への訪問は、一生の思い出になること間違いありません。

3. 全国に357村
現在、滞在可能な村(カンポン)は全国に357村、宿泊可能な家庭は4,025軒あり、日本からは2018年は1月~8月で4,706人を受け入れています。

4. マレーシア観光芸術文化省の基準をクリア
マレーシア観光芸術文化省の基準をクリアした村や家庭のみが、受け入れ可能なため安心してご滞在いただけます。

マレーシア政府観光局Webサイトより引用

クアラルンプール ホームステイ先(バングリス村)

クアラルンプール中心地から約1.5時間にある人口約4,000人のバングリス村は、ゴムやパームオイルなどの農業を営む村民が約70%のマレー人民族の村です。

カンポンビジットは最大60家庭(360名)のアレンジが可能で、日本人の訪問も数多く実績があります(宿泊の場合は受け入れ家庭数が少なくなります)。

民家訪問のほか、この村でのアクティビティは
・エコツアー(ゴムの木から樹液採取、パームやしの観察)
・マレー伝統遊び
が可能です。

エコツアー
村に到着後、担当ガイドがゴムの木、やし油の木、コーヒーの木を紹介します。(約15~20分)

入村式・歓迎セレモニー
多目的ホール前にて、村代表によるウェルカムスピーチ、日本側からのご挨拶(約10~15分)など

ホストファミリー家にて文化交流及び昼食
多目的ホールからバスに乗り、順番に各家庭にご案内致します。
家族とゲームをしたり、昼食を食べたり交流を楽しんでいただきます。

名前、または内容 Banglis Village(バングリス村)
中心地からの移動時間 約1時間半
営業時間 昼食時間を挟む日中(マレー系祝日の催行要相談)
見学時間(目安) 約3~4時間
催行人数 2~60家庭(360名)※宿泊はご相談ください
料金 有料(お問い合わせください)
その他 5~6名/1家庭


コタキナバル ホームステイ先(パパガ村)

パパガ村は、先住民族の「カダザン族」というキリスト教徒が多く、稲作が盛んな地域です。この村では、ホームステイの認定を受けている家庭が10家庭ほどあり、日本、韓国、アメリカなどさまざまな人々を受け入れております。

日帰りの場合は100名ほど、短期もしくは長期での滞在の場合には最大40名ほどの受け入れが可能です。

この村でのアクティビティは
・吊り橋体験
・民族料理体験と試食
・民族独特の食べ物体験
・ゴム搾取体験
・ヤシの葉で屋根作り体験
などが可能です。

パパガ村到着・ウェルカムセレモニー
パパガ村の村民が集会所でお迎えします。
その後、コーヒーやジュース、マレーシアのお菓子でティーブレイクがあります。

伝統舞踊披露
カダザン族の伝統的な踊りを伝統衣装を着て披露してくれます。

吊り橋体験
長い吊り橋を渡った先には現地の小学校があり、外から見学が可能です。

昼食
ホストファミリーの自家用車で各家庭へ移動し昼食となります。

アクティビティ
昼食後は集会所へ戻り、地元のココナッツやサゴヤシを使った料理作りと試食、また日本では経験できない民族独特の食べ物も目にすることができます。
ヤシの葉を使った屋根づくり体験もできます。

名前、または内容 Papaga Village(パパガ村)
中心地からの移動時間 約50分
営業時間 昼食時間を挟む日中(クリスマス前後の催行は要相談)
見学時間(目安) 約3~4時間
催行人数 1~10家庭(2~100名)※宿泊は最大40名ほど
料金 有料(お問い合わせください)
その他 2~4名/1家庭。家庭によっては1家庭6名ほど受け入れ可能な場合もあり


ペナン ホームステイ先(テロバハン村)

テロバハン村は漁村の近くにあり漁師の家庭が多いのが特徴です。マレー系民族の家庭が多いですが、一部インド系の家庭もあります。

この村でのアクティビティーは
・マレー民族衣装体験
・マレー料理やお菓子のクッキング体験
・マレー伝統遊び
・バティック工場でのハンカチのろうけつ染め体験
が可能です。

テロバハン村到着
テロバハン村の村民がお待ちしております。

パフォーマンス
素晴らしいパフォーマンスを披露があり楽しませてくれます。

マレーシア伝統遊び(チョンカ)
マレーシア伝統遊びを通じて交流を深めることができます。チョンカはボードゲームに似た遊びとなり、使われているのはゴムの木の実です。

https://youtu.be/8jI6kj2i0y8
YouTube ウェンディーツアー公式 *Wendytour by SMIトラベル

名前、または内容 Teluk Bahang Village(テロバハン村)
中心地からの移動時間 約45分
営業時間 昼食時間を挟む日中(断食~ハリラヤ、ハリラヤハジは不可)
見学時間(目安) 約3~4時間
催行人数 2名様より
料金 有料(お問い合わせください)
その他 収容人数400名規模の大きなホールがあり、最大35家庭手配可能


ペナン ホームステイ先(レラウ村)

レラウ村は、ペナン大橋を渡って20分ほどの場所にあり、マレー系の家庭に訪れます。

この村でのアクティビティーは
・マレー料理やお菓子のクッキング体験
・マレー伝統遊び
・ろうけつ染め体験
が可能です。

レラウ村到着
笑顔で皆さんをお迎えします。

ウェルカムセレモニー
レラウ村村長から15分ほど歓迎のスピーチがあります。また村民からは踊りなどのパフォーマンスが披露されます。

ろうけつ染め体験
ろうで防染して模様を描く、マレーシアやインドネシアの伝統的な布です。別名「バテイック」とも呼ばれています。

名前、または内容 Relau Village(レラウ村)
中心地からの移動時間 約80分
営業時間 昼食時間を挟む日中(断食~ハリラヤ、ハリラヤハジは不可)
見学時間(目安) 約3~4時間
催行人数 10名様より
料金 有料(お問い合わせください)
その他 収容人数200名規模のホールがあり、ホームステイ先は最大20家庭手配可能です。



異文化理解、また異文化への対応能力を身につけることがきっかけとなり「自分に何ができるか?」を知り、それが将来SDGsの取り組みを前進させることにも繋がります。

 

海外の人と触れ合いから、日本の多文化共生を考える

一言で”マレーシア人”といっても、さまざまな人種、宗教の方がそれぞれの習慣や文化を尊重しあい、配慮ある共生をしている事を知りました。

My アクションプラン(一例)

Step 1:インプット│現状を知り、課題を発見する

今後ますますグローバル化が進む中で、日本人と外国人が共生できなければ地域社会は継続できません。”宗教による文化の違い”を知る事で、又、自分の文化を知ってもらう事で、より良い地域社会を作っていかなくてはなりません。

Step 2: プロセス│自分の身の回りに置き換えて考える

日本に住んでよかった。日本に来て良かった。と思ってもらえるには、何が出来るだろう?

Step 3: アウトプット│自分に何が出来るだろう(My アクションプラン)

●例えば学校、会社、地域に掲げてる標識を多言語又は、図で示したものを掲示する。
●それぞれの宗教における、ルールを知り、構内の食堂でベジタリアンメニューや豚肉を使わないメニューを考える

3つのステップで、あなたができる「My アクションプラン」を下記のフォームへ入力してアウトプットしてみましょう。

お送りいただいた内容に関しては、弊社サイトにて公開させていただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

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