>ASEAN最大の消費市場を抱え、安定した政治、経済、社会 情勢を背景に注目が集まる。

世界第4位の人口規模を誇り、 豊富な労働力を抱える生産基地としての位置付けに加えて、 消費市場としての魅力が急速に高まってきた。
しかし、近年は人件費を中心に事業コストが上昇し、インフラの未整備、法制度の未整備・不透明な運用、汚職などビジネス環境の改善は十分に進んでいるとは言い難い。

進出日系企業を取り巻く環境は厳しい状況が続くが、 内需型産業を中心に日本企業の進出意欲は依然強い。
２０１４年１０月に就任したジョコ大統領は、既得権益の廃止や外資規制の緩和に積極的に取り組んでいる。資源に依存してきた輸出の落ち込みで国際収支が悪化し、通貨安の進行が進出企業の業績にも影を落す。

輸出構造の転換に向けた産業基盤の整備や、経済発展とともに広がる地域間格差の是正も急務。