人々の生活を守るために民間企業でもこの問題に対して取り組んでおり、誰もがご存知のヤクルトもその企業のひとつです。
1970年にタイヤクルト株式会社が設立され、翌年1971年バンコク工場で生産を開始し、販売地域拡大と販売数量の増加に伴い、2009年にアユタヤ工場が新設されました。
2011年に3カ月間以上続いたチャオプラヤ川の大洪水では多くの被害者を出し、バンコクの都市部、農地、そして日系企業が多くある工業団地が浸水する影響を受けました。タイヤクルトのバンコク工場やアユタヤ工場周辺も冠水したといわれています。
タイヤクルト社のバンコクとアユタヤの工場では、地下水のくみ上げ量の削減や環境に配慮した対策として、排水設備の処理水をマイクロフィルターによって浄化し、工場内で有効利用しています。また、アユタヤ工場ではトイレ用水や花壇・芝生への散水に使用するなど環境えの考慮や、工場近くの住民に迷惑を掛けないように心掛けるなど、品質管理をはじめ、リサイクル活動にも積極的に取り組んでいます。